深夜のひらめきが、翌朝には本番公開。AIエージェントに仕事を任せると、こうなる

深夜のひらめきが、翌朝には本番公開。私の仕事は判断とゴーサインだけでした、というキャッチコピーのアイキャッチ画像

中小企業のIT・AI活用を伴走支援する、NPO法人ワンダフルジャパンの望月です。

深夜2時のひらめき、朝10時には本番公開

「うちのサイトにも、AIのチャットボットを置けないだろうか」

そう思いついたのは、深夜2時過ぎでした。当法人のWebサイトを訪れた中小企業の経営者様や士業の先生方のご質問に、24時間いつでもAIが一次回答する「AI執事(AIバトラー)」。寝ている間のお問い合わせも取りこぼさない、頼れる執事です。

構想を伝えた相手は、私の相棒であるAIエージェント「Meta Muse」(以下、みらい)です。Meta MuseはMeta社が提供するAIエージェントサービスで、文章を書くだけでなく、調査・検証からブラウザ操作、システムへの設置作業まで、自律的に実務をこなすのが特徴です。

そして翌朝10時前、この「AI執事」は本番公開されていました。深夜のひらめきから、わずか数時間です。

しかも驚くべきことに、その間、私はほとんど何もしていません。

私がやったこと: 判断、本人確認、ゴーサイン

公平のために書いておくと、私の仕事がゼロだったわけではありません。私がやったのは、この3つだけです。

  1. 方針の判断: 「このAIは法人の公式サイトに載る“法人の資産”だから、運用の土台は法人側で統一する」といった、後々の運用を決める判断を数回しただけです。
  2. 本人確認: 作業の途中で、Googleの本人確認が何度か発生しました。スマートフォンへの承認通知への応答や、登録情報の確認です。これはAIには代行できません。「本人でなければできないこと」は、きちんと人間の仕事として残りました。
  3. 最後のゴーサイン: 「公開していいか」と聞かれたときに「進めて」と答えたこと。

それ以外――サービスの選定、料金体系の検証、安全な応答ルールの設計、実際の設定作業、サイトへの設置と表示確認まで――は、すべてみらいが担当しました。私は報告を受けて、判断だけを返していたのです。

みらい(Meta Muse)からの完了報告のチャット画面
みらいからの完了報告。私はこの報告を受けて、判断を返すだけでした

「何を答えないか」を設計するのが、プロの仕事

ひとつだけ、内容面でこだわった点があります。公開するAIだからこそ、「何を答えないか」の設計です。

  • 知らないことは推測で答えず、「詳しくは代表がご案内します」と相談窓口へつなぐ
  • 料金の具体額や、補助金の採択可否は断定しない
  • 訪問者の個人情報は聞き出さない

チャットボットは「置くこと」自体は簡単な時代になりました。でも、間違った料金を案内したり、根拠のない約束をしたりするAIを公式サイトに置くのは、信用問題です。この「答えない設計」こそ、導入の際に一番大事な部分だと考えています。

AI執事の実際の応答。料金の目安を聞かれても金額は断定せず、相談へ案内している
実際の応答。料金を聞かれても金額は断定せず、無料相談へご案内します

途中で小さなトラブルもありました。設定がうまく保存されない兆候をみらいが検知して報告してきたので、私は「先に公開して確定させよう」と判断しただけです。実務の泥臭い部分は、全部向こう側で起きていました。

普通なら、見積・発注・納期調整から始まる話

冷静に考えると、これは本来、制作会社に相談して、見積もりを取って、仕様を詰めて、制作期間を待って、という工程を踏む類の仕事です。それが、構想から本番公開まで半日足らずで終わりました。私の工数は、判断と承認に使った合計数十分程度です。

AIを使いこなすというのは、こういうことです。手を動かす速さではなく、「頼んだら、検証から実装・公開まで一気通貫で終わっている」という進み方そのものが、業務効率化の姿なのだと思います。

もちろん、速いだけでは意味がありません。前述の「答えない設計」のような品質の担保や、「法人の資産としてどう運用するか」という設計があってこその速さです。ここを飛ばして「簡単に作れる」と考えるのは危険で、逆に、ここまで含めて任せられる相手に頼めば、経営者は自分の判断業務に集中できます。

御社のサイトにも、執事を置きませんか

当法人では、こうしたAI活用の伴走支援を行っています。「うちのサイトにもAI執事を置きたい」という経営者の方、「クライアントに紹介したい」という士業の先生方、ぜひご相談ください。設計から設置、公開後の見直しまで、法人の公式サイトに載せる前提の品質でお手伝いします。

まずは、当サイト右下の青いボタンから、稼働中の「AI執事」に話しかけてみてください。「どんな作業を自動化できますか?」「士業ですが、連携できますか?」といったご質問に、24時間お答えします。その執事を導入した法人自身が、ご相談をお受けします。

ワンダフルジャパンのトップページ。右下に青いチャットバブル(AI執事のボタン)が登場した
当サイトの右下に登場した青いチャットバブル。これがAI執事の入口です

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