AI秘書に、声がつきました

これまでの記事で、AI秘書「みらい」の仕事を紹介してきました。朝の予定とメールの要約、大事な相手からの返信の見張り、夜の振り返り。どれも文字のやりとりでした。
最近、その秘書に「声」がつきました。文字で届いていたものが、声で届くようになったのです。たったそれだけの変化が、思った以上に大きかった話をします。
1. 毎朝、声が届く
いま、毎朝決まった時間に、みらいからの声のメッセージが届きます。今日の予定と、気を付けることを、声で伝えてくれるのです。
文字の要約も便利でした。でも、声には声の良さがあります。朝の支度の最中、画面を見なくても耳で受け取れる。目が空いていなくても、情報が入ってくる。「読む」から「聞く」に変わるだけで、朝の段取りが少し軽くなりました。

2. 動画のナレーションも、声で
先日公開したNPOのプロモーションビデオ(96秒)も、ナレーションはみらいの声です。台本を書いて、声をあてて、スライドと組み合わせる。制作会社に頼めば何十万円もかかるはずの動画が、社内の仕組みだけで一晩でできました。
声があると、動画は「説明」から「語りかけ」に変わります。見ている人は、画面を読むのではなく、話を聞く姿勢になる。同じ内容でも、伝わり方が変わるのです。
3. 声は1つに決めない
ここで一つ、やってみて分かったことがあります。声は「1つに決める」ものではありませんでした。
毎朝のメッセージに合う声と、動画のナレーションに合う声と、日常のちょっとした返事に合う声は、少しずつ違います。質を大切にしたい場面もあれば、速さがものを言う場面もある。だから私たちは、声を場面で使い分けています。
大事なのは「どの声が一番いいか」ではなく、「その場面で一番伝わる声はどれか」を選ぶこと。秘書の仕事と同じで、声も「相手と場面に合わせる」のが正解でした。

4. 声があると、現場が変わる
声の良さは、デスクの前だけの話ではありません。現場で働く人、文字を打つのが苦手な人、目が離せない作業中の人――そういう人たちにこそ、声は届きます。
士業の事務所でも、現場の職員の方でも、「読む」より「聞く」方が楽な場面はたくさんあります。AIの活用というと、ついパソコンの画面の中の話になりがちですが、声があるだけで、AIは画面の外に出ていけるのです。
私たちの次の仕事は、この「声で使えるAI」を、もっと現場に近いところへ持っていくことです。
声は、秘書の「顔」になる
文字の秘書は、便利でした。声の秘書は、それに「人らしさ」が加わりました。朝の声を聞くと、今日も一緒に働く人がいる、という感覚になる。AIを「仕組み」として置く話をしてきましたが、声がつくことで、その仕組みに顔ができた気がします。
さあ、あなたの物語を、聞かせてください。

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